幼稚園の園庭におひさまを取り戻したい!

幼稚園の園庭におひさまを取り戻したい!

開始日
2022年3月3日
署名の宛先
株式会社桧家住宅 (代表取締役社長 荒井 孝子様)
現在の賛同数:368次の目標:500
声を届けよう

この署名で変えたいこと

鈴蘭幼稚園は、長野県松本市の中心部、【学都】松本を象徴する旧制松本高等学校・あがたの森公園近くに位置し、創立から100周年を迎える幼稚園です。
園舎、園庭、それをつなぐウッドデッキ、すべてが子どもたちの遊び場です。子どもたちは先生に見守られながら、思い思いの場所で自由に遊んでいます。また、季節の移り変わりを体感できる小さな園庭も、子どもたちにとってかけがえのない遊びと学びの場です。

その鈴蘭幼稚園の園庭が危機に瀕しています。昨年末から、駐車場として使われていた南側の土地で住宅展示場の建設が始まり、これまでおひさまの光が降り注いでいた園庭が、モデルハウスの日陰になりはじめました。特に、11月から2月中旬の厳冬期は著しく日照が阻害され、冬至前後の園庭は日陰で真っ暗になります。

太陽のぬくもりは、冬には日中でも氷点下にもなる凍てつく寒さの信州松本では、子どもの成長に不可欠です。
しかし、この冬の園庭は、長時間日陰になる正門付近で雪解けが遅く、地面が硬く凍りつく影響が出ました。ようやく解けてもぬかるみになります。日陰が大きければ影遊びや影ふみ鬼の楽しい遊びも制限されます。砂場も朝からずっと日陰になり寒く冷たいのです。
日陰の増えたこの冬、子どもたちから、お庭の寒さや暗さを心配するような言葉が聞かれました。年長児では建設が進む建物や増える日陰に複雑な思いを持った子もいるようでした。
子育て家族や地域との共生を目指す住宅展示場・住宅産業の姿と相違する、園庭を取り巻く子どもたちの現状に、私たち大人も説明に窮してきました。

このままでは、次の冬以降も園庭の環境悪化は避けられません。このような事態になったのは、今回の建設計画に関わった全ての大人に、すぐそばにある幼稚園で学び遊ぶ子どもたちの日常を想像する力が足りなかったのです。

子どもたちの幸福と健康な生活、教育を受ける権利を保障する日本国憲法に基づき、学校教育法、幼稚園教育要領は子どもたちが戸外で遊ぶことの大切さを明記しています。その環境を整える義務が大人にはあります。また、子どもの権利条約、児童福祉法、松本市子どもの権利に関する条例は、子どもに関わるすべての大人が子どもたちにとっての最善の利益を考慮することを求めています。原点に立ち返り、立場を超えて力を合わせ、子どもたちに「おひさま」を取り戻したいのです。地域の持続可能性を高めるためにも、学都松本の主人公・「子ども」を中心としたまちづくりを、今からでも行うべきなのです。

私たち幼稚園関係者、保護者は、住宅展示場の関係企業に建築計画の変更を求めましたが、建築基準法上は適法であるとの回答でした。しかし、たとえ建築基準法上では適法でも、日照阻害で園庭の環境が悪化している事実は、子どもたちの権利を侵害しています。

私たちは、上記の考えから、住宅展示場の関係企業(ハウスメーカー3社および住宅展示場企画会社)に対し、園庭の日照を確保するための協力を要望することにしました

実は、話し合いを通して既に1社のハウスメーカーは、途中まで工事を進めていたものの今年1月に別区画への移転を決め、日照確保に協力してくれました。この企業の決断には敬意を表します。しかし、この決定だけでは朝の日陰は減りますが問題の一部解決に留まります。

既に上棟した3棟についても、減築(建物の大きさ・高さを小さくすること)や移築(建物を別の場所に移すこと)も含めた住宅展示場内における具体的な対応などを行ない、園庭の日照確保に協力することを求めます。

そこで、この事実をみなさまにお知らせし、皆様のお力添えをいただきたいと思います。現在と未来の子どもたちの教育環境を守るために、そして、同じような問題が他の地域で繰り返されないために、どうか私たちと共に声をあげてください。
署名へのご協力をよろしくお願いいたします!

参考:

これまでの経緯

最近の様子や取り組み

発起人:学校法人 鈴蘭幼稚園 / 鈴蘭おひさま会

声を届けよう
現在の賛同数:368次の目標:500
声を届けよう
このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 株式会社桧家住宅 代表取締役社長 荒井 孝子様
  • セキスイハイム信越株式会社 代表取締役社長 石原 範久様
  • 株式会社積水ハウス 代表取締役社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩 様
  • 株式会社サンフジ企画 代表取締役社長 末吉 糧 様